小径を行く

時代の移ろいを見つめた事柄をコラムとして書き続けております。現代社会について考えるきっかけになれば幸いです。(Copyright (C) 2006-2024 Y.Ishii All Rights Reserved.)

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更新情報

 先日、尾瀬を舞台にした『夏の思い出』の歌のことを書いた。すると、尾瀬に詳しい友人から、植物学者牧野富太郎(1862~1957)と、尾瀬を開拓し登山道を開いた平野長蔵(1870~1930)に関するちょっとした話を聞いた。植物学者としての牧野が自然破壊に加担しているのでは
『2608 続『夏の思い出』を聴きながら 牧野富太郎と長蔵、尾崎咢堂の対立』の画像

(かつて風船爆弾を飛ばした上総一宮の現在の風景) その昔「風船爆弾」あったとさ 埼玉県 吉川てまり(10日付朝日川柳より)5月末から風船に関するニュースが話題になっている。北朝鮮からごみや動物の糞などの汚物が入った多数の風船が韓国に飛来、各地に落下したとい
『2607 繰り返してはならない「風景」 想起する「風船爆弾」』の画像

(黄色い百合の花) 夏目漱石の作品には、辛辣な文明批評ともいえる言葉が出てくる。そのうち「山路(やまみち)を登りながら、こう考えた」の書き出しでよく知られている『草枕』の中にも厳しい言葉がある。「世の中はしつこい、毒々しい、こせこせした、その上ずうずうし
『2606 漱石の嘆きが聞える 「いやな奴で埋まる世の中」』の画像

(咲き誇るアヤメの中を散歩する人たち)「あこぎだなあ」。漢字で「阿漕」と書くこの言葉は、最近あまり使われることはないようだ。だが、昨年から続く政界の「裏金」事件、それに続く政治資金規正法改正の動きを見ていると、私はどうしてもこの言葉を使いたくなる。自民党
『2605 西行~平治と裏金事件 「あこぎ」今昔物語』の画像

(アメリカデイゴの花が咲いた。沖縄県の県花デイゴは別種だ)  児童文学作家で帝塚山学院大学学長だった庄野英二(1915~1993。弟は作家の庄野潤三)の作品に『長い航海』(角川書店)という長編小説がある。太平洋戦争中、南海の孤島に日米両軍の兵士たちが同時期にたど
『2604 南海の孤島で兵士が共同生活 感動の小説と実話』の画像

「歌は心に呼応する故郷への響きであり、足音なのだ」。作詞家、山口洋子(1937~204)は『花』という短いエッセイ(『日本のうた300、やすらぎの世界』講談社α文庫)の中で、こんなことを書いている。華やかな世界で生きた名古屋出身の山口にとっても、故郷を思わせる歌
『2603 歌は故郷への響き 深みと広がりがある『花』 』の画像

第二次世界大戦下のアウシュビッツ強制収容所所長とその家族を描いた映画『関心領域』(アメリカ、イギリス、ポーランドの合作)が話題になっている。所長の名前はルドルフ・ヘス。ナチスドイツがヨーロッパで勢力を伸ばしていた時代、同名のもう一人の人物がヒトラーの忠実
『2602 ヒトラーへの忠誠で出世も…… 栄光と転落の2人のヘス』の画像

 一つの歌がきっかけになって全国に知られるようになった場所といえば、群馬県・尾瀬といっていいだろう。多くの人が口ずさむ『夏の思い出』という歌だ。こんな時代もあった。私もかつて尾瀬に行き、水芭蕉を見たことを忘れることができない。現代はSNSで情報が伝わる時代だ
『2601 遥かな尾瀬の季節に 『夏の思い出』を聴きながら』の画像

 6月になった。わが家にあるカレンダーのうち2枚は日本のイメージとはやや違い、明るい印象の写真と絵画になっている。1枚目は「スペインアンダルシア地方のヒマワリ畑」であり、もう1枚は同じスペインの画家、フランシスコ・デ・ゴヤ(1746~1828)の『日傘』という若
『2600 スペインのヒマワリ畑とゴヤの絵 梅雨とは無縁の明るい風景』の画像

 間もなく6月、雨の季節です。気分が落ち込む、いやな季節、という人が多いかもしれませんね。でも、木々の緑の濃さが増す目に優しい季節でもあるのです。モーツァルトの静かな音楽を聴きながら、これまでに出会った人たちのことを思うのもいいのではないでしょうか。そん
『2599 臥蛇島とインド・チェンナイ 雨の季節前に』の画像

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